【制作物】「阿蘇つくり農業のすすめ」グラフィックレコード

こんにちは!可視化グラフィックライターのせきこです。

先日、熊本県の阿蘇で行われたイベント「阿蘇つくり農業のすすめ~阿蘇をつくっている農業と兼業農家の必要性~」でグラフィックレコードの制作をしてきました。企画されたのは阿蘇さとう農園さん。

阿蘇タカナード」という、高菜の種の粒が入ったマスタードを作っていらっしゃいます。

 

どんな会?

今回のイベントの参加者は主に「たぶんいつか農業ばせなんとだろなぁ(しないとだろうなあ)」と思っている方。

 

阿蘇は今「親は農業をしているけど、継ぐかどうしようか」という30代の方が多い。

けれどそういった方が改めて語り合う機会が少ないということで、今回阿蘇さとう農園さんが「阿蘇せないんと会議」を企画されました。

 

詳細は以下の案内文をご覧ください。

「阿蘇つくり農業のすすめ~阿蘇をつくっている農業と兼業農家の必要性~」ご案内チラシ

 

サポートしたこと

今回、可視化グラフィックライターのせきことしては主に

  1. (事前)グラフィック制作のご提案…イベントの目的や達成したいことを主催者へのヒアリングを基に複数ご提案
  2. (当日)主催者との可視カフェ…当日発表する5分スピーチの内容と、使用する資料作成
  3. (当日)ワークシートの制作…イベント中のチェックイン、チェックアウトで使用するワークシートを制作
  4. (当日)イベントでのグラフィックレコード制作…①キートーク20分②パネルディスカッション45分③振り返り40分

を担当しました。

 

事前にお伺いしたところ、「場の盛り上がりが伝わるような次に繋がるグラフィックにしてほしい、また普段あまりワークショップに参加したことがない参加者が多いけれど気軽に話してほしい」とのこと。

そういったニーズを基に、今回のグラフィックレコードのテーマは「場の盛り上がりをひろう、みんなの気持ちを応援するグラレコ」と設定。

以下のことに気を配りグラフィックレコードを制作しました。

  1. 描き方…農業をイメージして緑を基調としながら、賑やかな表現や色遣いを選んだ
  2. テーマである「阿蘇と農業」を伝える大きなグラフィック…参加者がイベント中にテーマである「阿蘇と農業」を感じたり、より非日常感が出たりすることで場が盛り上がるように大きく阿蘇のシンボルの外輪山と畑を描いた
  3. 場での盛り上がりをひろう…イベント中に盛り上がったポイントを後で振り返ることができるよう聴き分けて描く

 

「農業は手段なんです。」

(真ん中が阿蘇さとう農園の佐藤さん)

「どうして農家の佐藤さんが、このイベントを企画したんだろう?」

このお話をいただいた時に、気になってまず佐藤さんのブログを読みました。

 

私の本当にやりたいこと

大好きな「阿蘇」でずっと暮らすこと

大切にする気持ちをカタチに表すこと。

その手段として

農業と食品加工をしています。

本当にやりたいこと – 阿蘇さとう農園より引用

 

その後打ち合わせなどのやりとりを重ね、彼女の「農業自体をしたいのではなく、阿蘇の景観を守りたいために農業をやっている」、「目的としての農業でなく手段としての農業の価値を伝えたい」という想いを感じました。

 

そして実際阿蘇を訪ねたら、山肌が一面草原でフワフワ、モフモフしていていてなんともいえず可愛らしくって。

私の住んでいる鹿児島の見慣れた山といえばゴツゴツした男前な桜島や、木々が生い茂るいわゆる一般的な山ばかりだったので

「かわいい…!かわいい!」と感想を言いっぱなしでした。

 

またその景色はこれまで千年以上、阿蘇の方々が牧草のため野焼きして維持してきたものだそうで、人の営みがそこにあることと、その地域との関係性を感じました。

 

繋がりを感じる記事

「何をやっているか」と「何のためにやっているか」という兼松さんや山下さんのお話。

 

 

イベント、どうだった?

「イベントご報告」ということでアップされた記事がこちら。

また、担当の方からこういったメッセージもいただきました。

改めてグラフィックレコーディングのパワフルさを感じました✨
当日も派手めに描いていただいてよかったなと…^_^

おっしゃっていただいたみたいに、佐藤さんの暖かい雰囲気にもすごくマッチしていて素敵な場になったなと思いましたー!

 

佐藤さん含めた主催の皆さんの想いがより伝わる場作りに貢献できていたら幸いです。

改めて、ご依頼いただきましてありがとうございました!!

 

▼グラフィックレコード制作等のお問い合わせはこちらから

 

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