グラフィックで個人の「願い」を繋げて組織の「星座」に。

こんにちは、せきこです。

3月20日に桜島の新しいターミナルにオープンしたMINATOCAFE。

その運営をしているNPO法人桜島ミュージアムさんの「MINATOCAFEオープニングスタッフ研修」にグラフィッカ-として関わらせていただきました。

 

サポートしたこと

今回の研修のテーマは

①スタッフ間のチームビルディング
②NVCをベースとした「真につながり合えるコミュニケーション」の世界観と実践を届けること
③CAFEの最高のビジョンづくり

の3つ。

そのなか、私は主に③の部分に携わり、以下の部分を担当しました。

(事前)グラフィック制作のご提案

研修の目的や達成したいことを主催者や運営者にヒアリングし、内容をご提案

(当日)イベントのグラフィックレコード制作

①「表紙(イベントタイトル)」の制作

②スタッフの皆さんの「こんなカフェにしたい」の関係性を構造化して繋ぐグラフィックレコード

③それをもとにしたビジョンのイラスト

④研修を経てのスタッフの想いの可視化(ハーベスティング)

 

その中でも特に力を入れて描いたのが、スタッフがそれぞれ思う「こんなカフェにしたい」の発表をその場で一枚にまとめたグラフィックレコード。

運営メンバーの間ではこれを「星座」と呼び、この「星座」のグラフィックレコードには

  1. それぞれのカフェに対して持つ夢や願いが、どう関係しあっているかの繋がりをあらわす(構造化する)役割
  2. その夢や願いが集まり、カフェ全体としてどんな形になっているか、全体像を一目で見て分かる形で残す役割

という、可視化するうえで2つの役割がありました。

また、私が受け取って描くだけでなく、双方向性のあるグラフィックにしたかったので制作したグラフィックレコードにそれぞれでコメントしあう時間も入れました。

研修後、スタッフの方からいただいた感想がこちら。

それぞれのスタッフが思い描くビジョンが、元々似た方向性を持っていることに驚き、うれしかったのと同時に、これでカフェは絶対にうまくいく、と確信できました(^^)

確かに描いていて、それぞれのアイディアに「食べる」「桜島の地」「繋がる」「見守る」など、いくつかの要素が共通していることを感じました。

でも、どの要素どうしを組み合わせるか、具体的にどういう形にしていくかにはスタッフのみなさんの価値観や興味の幅だけ広がりがあって。

そういう意味では「同じ」でなく「似た」という言葉で感想をいただけたのが嬉しく、今回の「星座」らしさが伝わった…というか、みなさんの想いが自然に星座になったのだと思います。

 

そのほかに制作したグラフィックはこちら。

 

カフェのメニュー看板にあった、このカフェのコンセプト。

SHERE THE TABLE

SHERE THE STORY

SHERE THE FUTURE

暮らす人、働く人、旅する人も。

みなとにある、皆とつくる

みなとカフェ

今回スタッフのみんなで作った「こうありたい」が、さらにこれから色んな利用者と一緒にどう形になっていくか想像するととても心踊ります。

桜島に行って、ホッとしたり、ワクワクしたりしたくなった時、ぜひ皆さんにもMINATOCAFEに!

 

改めて、NPO法人桜島ミュージアムさん、研修を運営された合同会社むすひの皆さん、ご依頼ありがとうございました!

 

▼グラフィックレコード制作等のお問い合わせはこちらから

 Photo

(Photo by Seita Ishikawa)