こんにちは、可視化グラフィックライターのせきこです。
普段はフリーランスとして働いていて、「可視カフェ」やグラフィックレコードなど、アナログ(紙とペン)を使って見聞きした内容をその場でグラフィック化するお仕事をしています。
(詳しくはこちら→プロフィール)
そしてiPadproを使ってデジタルでグラフィックやイラストを描く時もあります。
特にこういったものを描く時に非常に重宝していて、もう手放せません。
- データで提出するグラフィックのお仕事(挿絵、イベントレポ、ビジョンの可視化、社内報など)
- オンライン会議に出ながら、その場で絵つき議事録描く→会議中や会議後シェア
- 自分のSNSやホームページ用のイラスト
そして、知人によく
せきちゃん、アプリ何使ってるの?どうやって描いてるの?
と聞かれる今日このごろ。
ということで、今回は私がどうやって描いているかをだいたい全部まとめてみました。
ちなみにiPadpro、非常に高性能な機械ですがまだまだ使いこなせておりません…。
私より詳しい人は星の数ほどいらっしゃいますが、今の私の出来る範囲で。
みなさんのお絵かきライフが、この日記で少しでもはかどりますように!
いつもこんな感じで描いてます
私がいつも使っているものはこちら。
デバイス
iPadpro10.5インチ+Applepencilです。
決め手はその時の購入キャンペーンと、画面の大きさが私にはちょうど良かったところ。
どう使うか?どう良いか?については、ロケニューさんのこの記事がザックリなんとなく分かってオススメです。
iPadもスタイライスペン(タッチペン)もそれぞれ色々な選択肢がありますので、詳しいことは電器屋さんや詳しい方に聞いてみてください。
今年の3月31日にはApple Pencilが使える第6世代新iPadも出ました。詳しくはこちら。
ソフト
iPadproには色々なイラスト制作アプリがありますが、私は使いやすさ重視でパソコンで操作感に慣れていたClipstudioに決めました。
※有料アプリです。(980円/月、申込みから6ヶ月間無料)
こちらが、AppStoreの紹介文。
■CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオ)for iPadについて
プロも愛用の定番イラスト・マンガ制作ソフトのiPadアプリ。今までのお絵かきアプリにはない本格的マンガ・イラスト制作機能を搭載
・多彩なペンやブラシでマンガやイラスト、お絵描きを効率的に仕上げ
・iPadアプリでのマンガ・イラスト制作、お絵かきに最適化したUI
・Apple Pencil、ワコム Bamboo Sketchの筆圧にアプリが対応、お絵かきが楽しく
(CLIP STUDIO PAINT EX 漫画・イラスト制作 ./AppStore)から抜粋
制作過程
そんなiPadproとapplepencilを使ってイラストを日々描いています。
今回は描いている過程をご紹介するためにこちらのラクガキをちゃちゃっと5分くらいで描きました。
①背景に使いたい写真があったら一旦置く
ここでだいたいの構図と色みを把握します。
②線画
背景を薄くしてベクターレイヤーで線画を描く。
ベクターって?という方はこちら。これが超便利なんです、とってもあとから色々編集しやすい!
ちなみに左に出てるのが「レイヤー」です。
紙を何枚も重ねて描くみたいな感じで、描き分けがとっても便利!
③背景
線画レイヤーを複製。下のレイヤーにはふちに良い感じの白い幅をとる。
④本体色塗り
ラスターレイヤーで色塗りして、線画レイヤーで挟む。
⑤全体をあれこれいい感じ目指して調整
背景の写真の色みを整えたり、飾りをつけたり、文字を入れたりして完成です。
おまけ
ちなみに風景や物のイラストを描く時は、写真を上からトレースすることもあります。
人のイラストの時はiPadで自撮りをして、体の線をとることも結構あります。シュール。
(おまけ)せきこが感動したこと8選
iPadproとデジタル作業自体に感動したこと
①どこでも描ける。
離島と市街地の二拠点居住の私は、船や電車など移動がとにかく多い私。
隙間時間で描けるのに感動しました。時短…!ライフハック…!
②ネットへのアップが簡単。
描いてそのまま、ブラウザやアプリからアップロード出来るのに感動しました。
紙とペンで描いた方が雰囲気や勢いがあって好きなのですが、色調補正したり、ちょっと大変。
ここらへんもっと上手く出来るようになりたいなぁ…。
③プレゼンがはかどる。
ケーブルでつないだら、描いている画面をそのままスライドで共有できる。
時々グラレコ講座もしているので、具体的な描き方をその場で見せながら話せるのがとても良い…。
Clipstudioに感動したこと
④ベクター!
(詳しくは先ほどのリンクをご覧ください)
⑤レイヤー!
(詳しくは先ほどのリンクをご覧ください)
⑥素材…!
公式サイトでブラシや背景素材、テクスチャなど色々配布されています。
あれも素敵、これも素敵と見だしたら再現ないんですよね…ありがたや!
⑦自動保存!
必ずではないのですが、こまめに自動保存してくれるので描いている途中に急にアプリが落ちた時に助けられることも多々。ありがたや!(こまめ保存だいじ)
⑧ネットに先生が、いや…神がわんさか
この記事でも色々な方の解説のリンクを貼りましたが、公式サイトに加えて個人ブログやTwitter、Pixivで詳しい方々がノウハウを提供してくださっています。
調べたらだいたい分かる!ありがたや!
おわりに
ここまでご覧くださりありがとうございました。
iPadproを買おうか迷っている時、買ってアプリをどれにしようか迷っていた時、Clipstudioを使い始めた時。
右も左も分からなくて、どこから初めてよいかアタフタしていた時の私にこんなことを伝えたいなぁという気分で書きました。
お役に立てたら幸いです。
それでは!せきこでした。
<おことわり>
この記事は個人の経験に基づくものです。今後、各種情報が異なることがあります。
また、この記事を参考にして購入や制作を行った際に損害等が発生しても、当ブログは一切の責任を負いませんのでご了承ください。