概要
制作時期:2025年8月
ご依頼者様:茂林寺沼湿原保全・活用100年プロジェクト(館林市教育委員会)さま
制作したもの:対話会でのグラフィックレコーディング
環境省モデル事業である「茂林寺沼湿原保全・活用100年プロジェクト」のキックオフ対話会に、グラフィックレコーディング制作で参加しました。
制作物
対話会で話された内容を、その場でリアルタイムで視覚化。
2枚のグラフィックレコーディングを制作しました。


◾️実施したビジュアルフィードバック
グループ対話後の各テーブルでの話の内容の発表の時間、会場からは
「もっと自然を守っていきたい」
「もっと地域内外の人が楽しめる湿原にしたい」
「自然を人間が感じられることが大事」
と、大きく3つの視点が浮かび上がりました。
プロジェクトの趣旨や、それまでの対話内容を踏まえ、3つの意見は「自然と人」という対立構造として配置するのではなく、現在から未来に向かうベクトル上での3つの視点として、並列で配置。
発表時間終了後すぐ、参加者にグラフィックレコーディングを用いながら視覚的に内容をフィードバックしました。
◾️参加者からの声
対話会の最後の時間、参加者からの感想の時間では
「グラレコで他の人の声が見えた」
「沼への関わり方の多様さに気づいた」
「意見の多様性がある」
などの声があり、場全体に“対話の構造が共有された”実感が生まれました。
プロジェクトカラーのピンクを基調にデザインし、資料や他の会議とも統一感をもたせることで、今後の議論に違和感なく活用できるビジュアルに仕上げています。
会議には地域住民や活動団体、企業、高校生や大学生など約30名が参加。冒頭では一人ひとりが「茂林寺沼湿原の好きなところ」を語り、その後「20年後の湿原はどうあってほしいか」「そのために何ができるか」をテーマにグループで意見交換した。
会議の記録には「グラフィックレコーディング」が使われ、発言がイラストとテキストでリアルタイムに描き出された。色彩豊かなグラレコは、会議の雰囲気をそのまま伝えると同時に、参加者の意識を共有する役割を果たすだろう。
Yahoo!JapanNews
「関東平野に残された貴重な低層湿原・茂林寺沼を100年先へ守るために―湿原って? からはじまる未来」
◾️今回の役割
今回のグラフィックレコーディングの役割はキックオフの熱量を“構造化”し、次の議論を生み出す設計図です。
リアルタイムで参加者に共有しながら認識をすり合わせると同時に、今回の参加者がこのグラフィックを見せながらキックオフでの内容を共有することで、プロジェクトが推進することを意識して制作しています。
多様な想いを共創のエネルギーへ転換し、プロジェクトを動かしていくそんな“対話のデザイン”として描きました。

▼SNSやウェブサイトで広報素材としてご活用いただきました
▼ウェブサイトでの開催報告

▼Yahoo!ニュース
関東平野に残された貴重な低層湿原・茂林寺沼を100年先へ守るために―湿原って? からはじまる未来

▼X(旧:Twitter)での掲載
▼湿原の維持活動のなかで、グラフィックレコーディングを印刷して掲示してご利用いただいています。
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ご依頼いただきありがとうございました。
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