概要
制作時期:2021年11月
ご依頼者様:東京ウィメンズプラザさま(東京都/令和3年度女性活躍推進事業)
制作したもの:オンライン配信イベントでのグラフィックレコーディング(iPadで制作、Youtubeでリアルタイム共有)
- いただいた期待
・イベントの記録(動画や開催レポート)が多くの人の目に触れる、興味のきっかけとして活用したい
・リアルタイムで話を俯瞰してまとめたものをイベント中の振り返りで使って、話をより活性化したい - 取り組んだこと
・議論をリアルタイムでグラフィックレコーディングして、配信で活用 - 実ったこと
・アーカイブ用ウェブサイト、レポートで掲載。文字や写真、動画での記録とグラフィックレコーディングを組み合わせて見てもらうことで、話の全体像や繋がりを補足して興味や理解を促進した
どんなイベント?
今回のオンライン配信イベントのテーマは「家事や育児の分担を家族それぞれが納得して、自分たちらしい暮らしを送るには?」
アラワス(関)は、イベントのリアルタイム配信でのグラフィックレコーディングを担当しました。
東京都では、男性の家事・育児参画に向けたマインドチェンジキャンペーンの一環として、パネルディスカッション「パパママサミット2021」を開催いたします。
外出自粛やテレワークなどの影響で夫婦が家庭で過ごす時間が増える中、夫婦の家事・育児時間は依然として女性に偏っています。
どうすれば家事・育児の役割分担等に互いに納得し、協力して生活を送ることができるのか、パネリストのディスカッションを通じ、夫婦で一緒に考えてみましょう。
モデレーター兼パネリスト
パパママサミット2021より引用(東京ウィメンズプラザ)
狩野 さやかさん(子育てアドバイザー・ライター)
パネリスト:武田 双雲さん(書道家)
高橋 健次郎さん(朝日新聞記者)
アーカイブ動画
開催レポート
令和 3 年度女性活躍推進事業男性の家事・育児参画に向けたマインドチェンジキャンペーン
「パパママサミット 2021 ふたりで納得 ! の暮らしを築く」開催概要(東京ウィメンズプラザ)
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親になった武田双雲さん「感情整える、書道家として修行だと思った」 – withnews(ウィズニュース)/記者:高橋健次郎さん
▲グラフィックレコーディングをパートごとに切り取り、文章の間に挟むことで内容への理解を深める活用をしてくださっています。
一人の参加者として感じたこと
当日の話をうかがいながら私も当事者の一人として感じたのは、子育てに携わる人たちが「らしさ」「べき」の縛りから解き放たれて、自分たちらしいスタイルを作っていくために重要なのは
・まずはお互いがどう思っているか、話を聴きあう
・自分が、周りがどんな「らしさ」「べき」に縛られているか、その背景に思いを馳せる
ということ。
今回は「パパママ」に絞ったテーマですが、今回のテーマはパートナーや家族、親戚、職場の人間関係やプロジェクトチームなど「何かを一緒に担う関係」全てに言えることですよね。
とはいっても、身近だからこそ「それくらい察してほしい」と思ってしまったり、改めて口に出せなかったり、自分でも自分が思っていることに気づかなかったり…気まずくなったり、面倒になったり、実は意識して避けてしまったり。あるある…あるある……。
とはいえ、試行錯誤しつつ自分たちらしいスタイルを作り続けていかなきゃ自分も周りもしんどいよな、諦めたり手放してはダメだな、と感じる今日このごろです。
老若男女、今まで生きてきて自分のなかに「当たり前」が作られているのは前提で、それ自体は良いこと悪いことではなくて。
自分とは違う存在に触れ、その前提に気づいたときに
・自分や他者とどういう関係性を築いていきたいか
・自分は何を選んで、何を選ばないか
・自分のなかの「当たり前」の何を大切に、何を捨てていくか
を考え続けて、自分らしい在り方を作り続けていくものなのだと考えました。
このアーカイブ動画やレポートをご覧になった方が、少しでも何か受け取るものが増えるサポートが出来ていたら幸いです。
東京ウィメンズプラザさま、パパママサミット2021事務局の皆さま、ご依頼ありがとうございました。