“アジア・鹿児島”未来カフェに参加してきました。
こんにちは、せきこです。
先日、“アジア・鹿児島“未来カフェという、鹿児島市の政策企画課さんの主催のイベントに行ってきました。
内容はこんな感じ。
鹿児島市では、明治維新150周年の節目に、アジアとの人・もの・情報などの交流を通じて鹿児島を盛り上げる「ネクスト“アジア・鹿児島”イノベーション戦略」の策定を進めています。
この戦略の策定にあたり、多くの皆さんからのご意見をいただくため、コーヒーや紅茶を飲みながら、リラックスした雰囲気の中で、未来のアジアと鹿児島などについて考える“ワールドカフェ”を開催します。
といっても今回は鹿児島でグラフィックレコードの活動を始めた友人、「しおりん」と「みやぎん」の初の外部での活動のサポート役としての参加でした。
最近いつもグラフィックを描く側として場を見ていましたが、ペンを持たずに参加者も視点に立つと「描く時もっとこうしたら良いかも」「あれ?そんなことが気になるなんて ! 」と目からウロコがポロポロ。
たまには描く現場で、描かないことも大切だなぁ。いろんな目線で自分を捉えた方が、より在りたいように在れるなぁ。と思いかたでした。
はじめての誰かのグラレコのサポート。
とにもかくにも、今回のように「やってみたい ! 」という方をサポートするのは初めてで、自分にとっても挑戦でしたが自分のとりたいやり方がとれたのではないか、と思っています。
私が今、こうやって経験を重ねてきて少しずつですが自分のなかでの「塩梅」が分かり始めてきたのも、グラレコ描き始めたころからたくさんの方にサポートをしてもらったおかげ。
「せきちゃんは、今回描いてみてどうだった?」
「せきちゃんがもっと○○したいんだったら、例えばこんな描き方があるよ」
良かれと思って転ばぬ先の杖をあれもこれも、でなく本当に転びそうな時に助けてもらったり、転んだらどうしたら良いか一緒に考えてくれる。
私がそうしてもらって少しずつ成長できたように、誰かに必要とされた時には、一番その人が必要としている形で役に立っていきたいものだなぁ。と思っています。(プロとして、お仕事を頂いてのグラフィックは本当に転んじゃったらだめだけど。)
描き始めた頃は、私の周りに鹿児島でグラレコを描いている人が皆無で、とっても心細かったですが、今は鹿児島でもグラフィッカ―がゆるやかに活動を始めてきて嬉しい最近です。
それぞれの活動が広がってきているので鹿児島でも「グラレコ」の存在や、それに可能性や価値を感じる土壌がすこ~~~しずつ上がっている、と思います。
(そしてちゃんとお仕事をいただけるように、自分自身の市場価値を高めていかねば。両輪… ! )
こんな周りとの関わり方が理想だなぁ。
私自身がだれかにグラフィックレコードを習った、という訳でないからかもしれませんが、最近「グラレコの描き方教えてください ! 」と言われても、なんだか教えるという表現がしっくりこず。
「せきこは、グラレコのこんなことに魅力や可能性を感じているから、こんな描き方をしているよ」という紹介、伝えるという表現がしっくりくるし、そんなかたちが自分にも周りにも誠実だなぁ。と思っています。
私が大切だ、と思っていることがその人にとって大切かは分からないし、逆もまた然り。
今年の10月に行われたVFF(Visual Facilitation Forum)に参加して思ったことでもあるのですが、色んな「どうして描くか」や、「何をどうやって描くか」を尊重し合える、「描くって良いよね」でゆるやかに繋がる間柄が理想だなぁと感じています。
例えば
「世界を旅してきた色んな地域の味を知っている料理人」
「発酵食品の魅力を最大限に引き出す料理人」
「食育をライフワークとする、生きると食べるをつなぐ料理人」
同じ料理人でも「おいしいものを料理したい」、は一緒で。でも大切なものがそれぞれあって、そのために料理のスタイルが違って。
それぞれに、それぞれの魅力を感じるファンがつけばいいし、どれも正解不正解は無くって。
でもいくらバラバラでも、お腹壊すものは作っちゃいけないよ、という最低限のラインはあって。
時々「私も発酵食品、そういう理由でいいなと思ってるんですよ ! 」と共鳴が起こって。
「お互いの得意分野を掛け合わせたら、こんな美味しいものが出来た ! 」と発見が起こって。
描く人、描かない人問わず私は周りのみなさんと、そんな尊重しあえるゆるやかな関係性でありたいなあ、と思います。
Photo
全体写真。
イントロトークの切通さんのお話を、自分用にスケッチノート。
個人的に、「指宿のたまて箱温泉=インフィニティ温泉」と、シンガポールのマリーナベイサンズのインフィニティプールにかけた表現がツボでした。
インフィニティ温泉… ! (いつか言ってみたい)
ワールドカフェ中、ちょっとだけペンをとってみた。