
概要
制作時期:2020年12月
ご依頼者様:ライティングコミュニティ「sentence」
制作したもの:イベント中のデジタルグラフィックレコーディング2枚
(iPadで制作、ビデオ会議サービスzoomでリアルタイム配信)
- 期待
【当日】話の内容をその場で視覚化し共有することで、聞き手が理解を深め、解釈や感想を生み出し、イベントでの対話や議論を深めたい
【後日】イベントの概要やキーメッセージ捉えたグラフィックを、動画のダイジェストとしてセットでアーカイブしたい。
→蓄積される活動の記録をコミュニティ会員が活用しやすくしたい - 取り組んだこと
メイントークをグラフィックレコーディングして制作の過程からリアルタイムで投影。
途中でトーク内容の振り返りや、描いて気づいたこと、感じたことをフィードバックした。 - 実ったこと
グラフィックレコーディングで、イベント中に話されることの
1)話の要素ごとの関係を、視覚的に構造化
2)大切にしている世界観を、色や形などで視覚的に表現
をすることで、Webメディアのsoarが大切にしている「世界観」が視聴者に伝わるサポートになった。
どんなイベント?

sentenceは、2016年にスタートとした、「書く」と共に生きる人たちのためのコミュニティ。
私はライターではないですが、可視カフェやグラフィックレコーディングは広い意味で「書く」だと考え、興味を持ち2020年から参加しています。
(とっても楽しい。)
そんなsentenceがほぼ毎月やっている、外部公開しているトークイベントがsentenceLIVE。
私もメンバーの一員として、グラフィックレコーディングで参加しています。
今回のテーマはこちら。
Webメディアの「世界観」は、どのように育まれるのか? soarの記事づくりにかける想いから考える【sentence LIVE#9】
Webメディアの運営における“悩みのタネ”は数多くありますが、そのひとつに「Webメディアの世界観の育み方」があるように思います。
https://soar-sentence.peatix.com/
ここで言う「世界観」とは、編集部メンバーがメディアを運営するうえで大切にしている「思想」や「信念」から醸成されるものです。
一朝一夕で完成するものではなく、編集部だけの努力で育めるものでもない。
そのメディアに 携わる人たち全員の、コンテンツに対する「思想」や「信念」が、長い時間をかけて成熟させていくものが「世界観」だと考えています。
「世界観」は、どのように育まれるものなのか?
「世界観」を体現するコンテンツを作るために、各制作工程で何を意識するべきなのか?
「世界観」を形づくる編集部の「思想」や「信念」を、どのように制作メンバーと共有するのか?
今回のsentence LIVEでは、上記のようなことにスポットを当てていきます。
今回はそんなテーマで、「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていくWebメディアsoar」の編集部のお二人をゲストに、話をうかがいました。
グラフィックレコーディングのデザイン
全体
soarのイメージの青空をベースに、柔らかい色彩で表現。
全体をみて特に重要なしたいところを白で塗り、強調しました。

1枚目
soarが「何を、どうやって、どんな人に届けているか」を、
① メディアを1人の人格として描く(黄色の部分)
② 制作のプロセスごとの繋がりを描く(ハシゴがかかっている部分)
の2つのストーリーで表現しました。

2枚目
Q&Aでは、編集方針の決定様子を過程ごとにイラスト化。
2人の想いの部分は、要素ごとにイラストを描き、似顔絵の周りに場所と色を対応させて配置することで、誰が何を思っているかを表現しました。
タイムラプス(制作過程)
イベント開始前は、「楽しみですね ! 」「ワクワク ! 」など、個人として楽しみにしていることを表現しました。
場の空気があたたまるサポートをしつつ、参加者にグラフィックレコーディングがその場で描かれることを伝えるためです。
イベント後の反応
いただいたコメントを一部引用してご紹介します。
良いものを発信するため、広告を取り入れず寄付で活動されているsoarさん。
私も編集部のお二人のお話をグラフィックレコーディングしたことで、皆さんの活動を知り、僅かですがマンスリーサポーターになりました。
ご関心のある方は、ぜひこちらをご覧ください。
NPO法人soar 寄付ページ