【オンライングラフィックレコーディング】全国の参加者で「一枚絵」を描いた、しんとみ未来教育フォーラム

概要

制作物:これからの学校や先生のあり方を語ろう!しんとみ未来教育フォーラム
(イベント詳細→Facebookイベントページ

制作時期:2020年8月
ご依頼者様:こゆ財団様

制作したもの
グラフィックレコーディング1枚
(iPadで制作、ビデオ会議サービスzoomでイベント中に配信)

どんなイベント?

イベントの主催は、宮崎県新富町のこゆ財団(一般財団法人こゆ地域づくり推進機構)さん。
「強い地域経済を作る」をミッションとして、①外貨を稼ぐ②人を育てるの二つの軸で活動をされている地域商社です。
(画像引用:「地域商社こゆ財団とは」こゆ財団ウェブサイトより)
特に今回は「人を育てる」についての活動。
未来の教育について関係者が語り、一緒に考えるイベントが今回のオンラインウェビナーでした。
ICTとアクティブラーニングを活用した未来教育づくりについて豪華ゲストが語り合います!
通信などの技術革新でもたらされる社会の変化(society5.0)や、子ども1人に1台のPCが割り当てられるなど学校教育のあり方の変化(GIGAスクール構想)など、教育や学校のあり方は大きく変わろうとしています。
この日は、次世代の教育づくりに奔走する専門家をゲストにお招きします。これからの学校や先生のあり方について、いっしょに考えてみましょう!
(引用:イベントページより)

■プログラム

(1) 概要説明「なぜ今未来の教育を考える必要があるのか?」
-宮崎に戻った5か月弱で見えてきたもの-
(2) 基調講演① 「テクノロジー×教育の今後の姿」
(小宮山利恵子さん)
(3)基調講演② 「教育の本質に迫るこれからの探究」
(市川力さん)
(4)パネルディスカッション
「未来の教育をつくるために本当に必要なものとは何か?」
(5)インプロ with グラフィックレコーディング
「2035年の未来の学校をもう一度考える」
福島梓(新富町地域おこし協力隊)

▼動画はこゆ財団さんのFacebookライブで公開されています
https://www.facebook.com/koyu.miyazaki/videos/621018362168767/

グラフィックレコーディングのデザイン

■課題になっていたこと

当初は現地開催予定でしたが、オンラインでの開催に切り替わった本イベント。
参加者が講師の話を聞いて、ただ「すごいね!」「そうなるんだ」と受け身や他人事になってしまう可能性がありました。

■取り組んだこと

【1】講演とパネルディスカッションの内容の視覚化
論点や、話題ごとの関係を読み取り、端的に要約して描きました。

【2】対話と応用インプロとコラボレーションした「一枚絵」
イベントの終盤、参加者が感じる教育として大事にしたいことや変わらず学校にあって欲しいものを即興で一人ずつ数珠つなぎに話していき、リアルタイムで視覚化。
「未来の教育の絵」を完成させました。

■取り組みが生んだもの

【1】講演とパネルディスカッションの内容の視覚化
参加者が講演やパネルディスカッションのグラフィックレコーディングを見ることで理解が進み、「そういう話だった!」という共通認識が生まれました。

【2】対話と応用インプロとコラボレーションした「一枚絵」
グラフィックレコーディングが、講師による未来の教育についての講演や議論を聞いたうえで、参加者が抱いた「未来の教育のあってほしい姿」を共有や対話をする土台となりました。

いただいた感想

今回のフォーラムがオンラインになった時に、「絶対グラレコが必要だ…」と思ったのですが、終わってさらに確信が強くなりました。
この場は関さん無しには考えられないです。

参加者が、ご講演の先生のお話を聞いて「すごい〜。」「そうなるんだ〜。」では、どうしても終わらせたくなかった。
その未来の姿の中に、この日参加してくださった方の思いやイメージを入れたかったのです。

グラレコで描かれた未来図の中には、私もあなたもいる。

講演中にもあった「共に」「一緒に」というキーワードをこのフォーラムでも表現することを、関さんが実現してくれたと思っています。
最高の場をありがとうございました!

しんとみ未来教育にフォーラム参加して(個人的な感想)

実は宮崎県新富町、こゆ財団さんには一昨年のコクリ!プロジェクトのキャンプでグラフィックレコーダーとして参加した時におうかがいをしていました。

【制作実績】「コクリ!キャンプ」グラフィックレコード

教えてもらうTeach型の教科学習が、習熟度別学習が普及して、かかる時間が減っていく。

そこで出来た時間で探究学習が行えるようになり、子どもと大人が共に好奇心をはたらかせて、「これってこういうことじゃない?」と意味(ストーリー)を紡ぎ出していく。
教師は子どもたちと同じ学び手であり、同志(ジェネレーター)。
(大人より子どもたちの方が得意なこともあるよね)

大人も子どもも、その探究の時間で自分だけの、オリジナルの体験を獲得していく。

例えば新富町のような自然豊かな海辺や山で探索したり、農業や工業、そのほかの産業を体験したり、地域課題を解決するためのプロジェクトに入って「こうじゃない?」「いや、こうかもしれない!」と試行錯誤したり。

そんな未来を想像して、みんなで描いた一枚の絵は決して実現不可能な絵空事でなく、今すでに起こり始めている現実なんだな、とワクワクしました。

こゆ財団では、まさしくこんな教育の取り組みが今行われているので、気になる方は要チェックです。
(※こゆ財団さん、一緒に何かしたい!というお声がけも大募集のようですよ)

素晴らしい取り組みの一助となり、光栄でした。
ご依頼ありがとうございましたー!


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