富士通デザイン株式会社(現:富士通株式会社)の皆さんの、Purpose Carvingという取り組みに可視カフェでコラボレーションしました。
制作時期:2020年11月
ご依頼者様:松本さん(富士通株式会社)
制作したもの:デジタルグラフィックレコーディング1枚
(iPadで制作、ビデオ会議サービスTeamsでリアルタイム配信)
- 期待
自分で見つけたPurpose。なんだか少ししっくりこないので、より「これだ ! 」と思えるように他者との会話で磨きたい。 - 取り組んだこと
依頼者のPurposeについて、一対一の可視カフェスタイルで会話。
話の内容をリアルタイムに視覚化して、それを見ながら話を進めた。 - 実ったこと
過去や現在の取り組みがつながる自分のPurposeを生み出す材料を得た。
Purpose Carvingとは
富士通デザイン株式会社(現:富士通株式会社)さんが実施している、その人のストーリーを様々な視点から聴き、“Purpose(パーパス)”を彫りだして(Carving)言葉にしていくプログラムです。
■一人ひとりのパーパスからはじめる、これからの組織マネジメント。Purpose Carvingが持つ可能性とは?
(WORKSTORYAWARD2020 審査員特別賞 富士通株式会社)
https://award.atwill.work/stories2020/114/
■公開1on1で、マネージャーに個人のパーパスを聴いてみた -Purpose Carving-(Miki Kobariさん)
https://note.com/narrativiz/n/nfcfeb4446ba6
コラボレーションについて
コラボレーションの前にご自身で原石を作り出していたので、それをもとにお話を進めました。
■可視カフェとPurpose Carvingで自分のパーパスをアップデートするプロセスを公開した話(松本花澄さん)
https://note.com/kasumiy/n/n69751559d28d
可視カフェはトランポリン。あくまでも跳んで掴んだのは私だった。
松本さんにいただいた感想のなかで、印象的だったところはここ。
せきこさんの「聴きながら・場をまわしながら・描く」というスキルもめちゃくちゃすごいんだけど、私が最も「ありがたいな」と思ったのは、「うまく言葉にできない」「なんかわかんないけどちょっと気になる」といった、「自分の中で答えが出ていない状態」を常に歓迎し続けてくれたこと。
https://note.com/kasumiy/n/n69751559d28d
「折角聴いてくれているのにちゃんと伝えられなくて申し訳ないな」という想いから、何度も私は「すみません」という言葉を口にしたけれど、その度にせきこさんが「いいんですよ、そこに重要なことが隠れてそうですね ! 」「可視カフェはモヤモヤしていることをそのまま伝えるところですよ ! 」と言ってくれて、めちゃくちゃ心がラクになりました。
ついつい仕事では答えを急ぎたくなってしまうけれど、今自分の中で引っかかっていることを、そのまま表出化させることで、後から見てもっと大きな気付きにつながったりすることがあると、その後パーパスをしっくりくる言葉にできた今はわかります。
感想をグラフィックでもいただきました。
1枚目の右上にあるところが特に印象に残っています。
言葉にならない、気体のような思考を「ちょっと掴んでみますねー ! 」と、いったん形にして、いつでも手に取れるようにしてくれる。
だから、可視カフェのあと、自分でそれをもとに深く考えたり、思考を進めることができた、とうかがいました。
私が可視カフェで一番大切にしているのは、2時間話して出てきた結論が「関さんが作ってくれた」とならず、その人が自分で出したと心から思えるものであること。
Purposeも誰かに作ってもらうものではなく、自分で見つけて作ったものだからこそ、自分の軸として持つことができて、歩んでいけるのだと思います。
Purposeの見つけ方、磨き方は人それぞれだと思いますが、可視カフェのように他者と話す、話をゆっくり聞いてもらうことが一つの選択肢になり得る、と感じた試みでした。
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